2011年12月14日

【原発】「6割が1mSV未満」か「4割が1mSv超え」か

今頃になって、原発の本を読み漁っていますが、これまで自分の無知、無関心、
無責任ぶりをつくづく感じています。
その結果として
、今の「福島」もあるんだと思うと、本当に申し訳ない限りです
なので、「原発問題を考える」カテゴリを追加しました。

これまでの私の感覚では「危ないんじゃないかな。大丈夫なのかな
でも、自分ではどうすることもできないし…。」という感じで、
深く知ろうとまでは
していませんでした。
すでに知ってた人は知っていたのかもしれません。
ですが、恥ずべ
きことに私は知ろうともしませんでした。

... 「想定外」と「想定しない」のとは違うと思います。
地震大国日本にあって、今回の事故は「想定内」の出来事でした。
震災前から警鐘を鳴らしていた人たちは大勢います。結果、その通りになっているのです。
もし「想定しない」のであれば、国や東電と同じです。
私にもその
責任の一端があると思っています。

原発は、現状、国のエネルギー対策として予算が投入されて行われています。
つまり、国が原発を止めない限り、下々の機関では、止まりません

もちろん、国民を危険にさらすわけにはいけませんから、「原発は安全」でなくてはなりません。
国の機関は「原発の安全」を確立するのが仕事です。その受注先の電力会社しかりです。
学者たちも、自分他の研究成果を実現させよ
うとしているわけですから、しきりに「安全」を説きます。
ここが味噌です。
決して「原発が安全」なのではなく、たとえどんなに危険をはらんでいても、
あくまで「原発は安全」でなくてはならないのです。
結果として「福島」では事故が起こり、「想定外」の被害が起きたわけです。

ですが、マスコミも発言をそのまま流してしまっていますので、情報を受け止める側には
注意が必要です。「ものは言いよう」なので
す。

13日の福島県による3月から4か月間の被ばく量調査のニュースの見出しです。

「一般住民最高は14.5ミリ=6割が1ミリシーベルト未満」
「外部被曝、97%が5ミリSv未満…福島県調査」
「【原発】福島で被ばく線量調査 4割が1mSv超え」

どれも同じニュースソースです。
「6割が1ミリシーベルト未満」と聞くのと、「4割が1ミリシーベルト超え」と聞くのとでは、
その違いってありますよね?
ちなみに「1ミリシーベルト未満 62.8%」というのが福島県の発表、そのままの表現でした。

でも、注意してください。
これは「4か月」の「外部被ばく量」の計算で、「内部被ばく」は計算されていません。
一般人の被ばく許容量は、従来1年間で1ミリシ
ーベルトと言われています。
4か月の間に、外部被ばくだけで、対象者の4割が、1ミリシーベルトを超える被曝が
起きているということなのです。
福島では震災から9か月経っても、今でも1時間で1〜2マイクロシーベルト、
年間で1〜2ミリシーベルトになる放射線数値を出し
ています。

しかも、外部被ばくのみの数値だけを見て「この数値では健康に影響は少ない」とか、
「100ミリシーベルト以下では健康被害は立
証できない」というコメントにも驚きです。
これほど根拠のない、
無責任なコメントもありません。

繰り返しますが、今回の調査は「4か月」の「外部被ばく」のみの数値です。
「内部被ばく」は計算されていません。
将来的には、内部被ばくの影響の方が大きいことはチェルノブイリの実例でわかって
います。5年、10年後に結果が出てくるでしょ
う。

外部被ばくが大きいということは、その分、放射性物質を吸い込み、内部被ばく
している可能性も高いということです。
これがよく言
われる「ただちに健康に影響するものではない」という真意でしょう。

これで「外部被曝、97%が5ミリSv未満」という見出しが、まったくナンセンスで
あることは、すぐわかってもらえると思います

あたかも「安心」を誘導しているかのような表現です。
なぜでしょう。。。日本には、原発を継続したい人もいるんです。
報道機関が決して客観的事実のみを伝えているとは限らないんです
でも知らなければ、「ああ、被害が少なくて、よかったね」にもなってしまいかねません。

もしかすると、不安を煽るように聞こえてしまうのかもしれません
でも、これで「安心」してしまえば、本当に被害にあった「福島」の方々への補償は
どうなるでしょう。「立証できない」と軽く見ら
れてしまいかねません。
曖昧な「安心」「安全」の名のもとに、危
険な原発も再開されてしまいます。
しかし、正確な情報がきちんと流れれば、対策も可能です。

ちなみに、放射線量よりも放射性物質が問題です。
内部被ばく、放射性物質を吸い込むことを防ぐには、インフルエンザ対策用の
マスクが一番です。一番危険なプルトニウムの粒子はウ
イルスより若干大きい
ので、吸い込むことを防げます。

まずは、正しく知ることからです。
本当の意味で「福島」を助けることができるのも、危険な原発を止められるのも、
電力会社ではなく、私たち国民の声であると思うの
です。

▼福島県「福島県県民健康管理調査」平成22年12月13日
http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/231213gaiyo.pdf



ラベル:原発 東北支援
posted by holyhope at 13:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 原発問題を考える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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