2011年12月16日

【原発】福島原発から流出した放射性物質は「ゼロ」?

 
今日の午後なされる「冷温停止」宣言に掻き消されてる大切なニュースです。

福島だけではなく、本当に東北の復興を願う方、三陸の牡蠣、気仙沼や石巻の漁業関係者、
魚を食べたい人も、ぜひ見てほしいと思い
ます。
原子力安全・保安院は、福島原発から流出した放射性物質を「ゼロ」とみなすというのです。

... 正直に言って、あんまりネガティブな言葉は書きたくはありません
でも、本当に大切な情報が伝えられていないような気がするのです。知っていて、納得する
のであればいいんです。
この記事を出しているのは、見る限り「東京新聞」だけです。私も知ろうとしなければ、
知らないままで終わっていると思います。今
の私にできる一つは、「伝える」ことだと思います。
これがどんな意味を持つのでしょうか…。

原発の事業者には、当然、法律で放射性物質の流出を規制されているわけですが、
今回の事故では4月の4700兆ベクレル(規制値
の2万倍)の漏出をゼロ、12月4日の
2600億ベクレルのスト
ロンチウムもゼロ、今後も「事故収束まで」、漏出や意図的な
放出
があっても、すべて「ゼロ」、つまり規制すべき機関が「規制しない」(責任はとら
ない)というのです。

すでに流出した放射性物質はどうしようもないですが、今後も規制されません。
「ただちに」健康に影響を与えない範囲で、「世論」が許す限り…ということになるんだろうと思います。

「安全」に原発を廃炉をするためには、時に、やむを得ない時も出てくるのかもしれません。
でも、誰の安全でしょうか?
今、とりあえず「冷温停止」しました。
優先順位は、廃炉や何年かではなく、これ以上放射性物質を流出させない、国民に被害を
与えないように工程は組むべきです。しかし
「規制はない」のです。
廃炉はどんなに時間を懸けても安全に、除染は1日も早く速やかになのです。

原発を守るためなら沿岸の魚介類の汚染は仕方なく、さらに食物連鎖で濃縮されて
いくことにもなります。
「規制」もなく、「ただちに健康に影響を及ぼすレベルではない」という曖昧な発表の元、
またまた「風評」で判断されることになり
ます。
現実問題として、流出した物質は黒潮にのって、多くは北上します
およそ茨城県から北海道の太平洋沿岸、近海で取れる魚介類、そこを通る、さんまや
カツオも危険にさらされます。
復興を目指す気仙沼、三陸の漁業関係者にも大きなダメージになるはずです。

「原子力安全・保安院」は、電力会社が適切に原発の管理、運営しているかをチェックする
機関なのですが、あくまで「原子力」の「
安全」「保安」であって、決して近隣住民、漁業関
係者、環境をは
じめ国民の「安全」ではありません。管轄外なんです。

もし、なんとなく、それでも仕方がないか…で終わるなら、国や東電、保安院と変わりません。
今、この事態になっているのは、これまで「なんとなく」原発を暗に認めてきた結果だと、私は思っています。

しかし、私たちには選挙権があり、また原発について国民投票を実現しようとする活動もされています。
その時、適切に判断してもらうためにも、まずは情報をシェアしていくことだと思うのです。

東京新聞 「保安院 海への汚染水 ゼロ扱い」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011121690070643.html

 福島第一原発事故で、何度も放射性物質を含む汚染水が海に漏出したが、
経済産業省原子力安全・保安院は「緊急事態」を理由に、法的には流出量は「ゼロ」と
扱ってきたことが本紙の取材で分かった。
今後、漏出や意図的な放出があってもゼロ扱いするという。
政府は十六日に「冷温停止状態」を宣言する予定だが、重要な条件である放射性
物質の放出抑制をないがしろにするような姿勢は疑念を持たれる。


 原子炉等規制法により、電力事業者は、原発ごとに海に出る放射性物質の
上限量を定めるよう決められている(総量規制)。福島第一の場合、セシウムなどは
年間二二〇〇億ベクレルで、年度が変わるとゼロから計算される。


 しかし、四月二日に2号機取水口近くで高濃度汚染水が漏出しているのが
見つかり、同四日には汚染水の保管場所を確保するため、東京電力は建屋内の
タンクに入っていた低濃度汚染水を意図的に海洋に放出した。

 これら二件の漏出と放出だけで、原発外に出た放射性物質の総量は四七〇〇
兆ベクレル(東電の試算)に達し、既に上限値の二万倍を超える。

 試算に対しては、国内外の研究機関から「過小評価」との異論も出ている。


 今月四日には、処理済みの汚染水を蒸発濃縮させる装置から、二六〇億ベクレ
ルの放射性ストロンチウムを含む水が海に漏れ出した。

 さらには、敷地内に設置した処理水タンクが来年前半にも満杯になる見込み。
この水にもストロンチウムが含まれている。東電はできるだけ浄化して海洋放出する
ことを検討している。漁業団体の抗議を受け、当面は放出を見送る方針だ。


 保安院は本紙の取材に対し、事故への対応が最優先で、福島第一は損傷で
漏出を止められる状態にない「緊急事態」だった点を強調し、総量規制を適用せず、
四七〇〇兆ベクレルの漏出をゼロ扱いする理由を説明した。


 「緊急事態」に伴う特例扱いは「事故収束まで」続くとも説明したが、具体的な期間は
「これからの議論」とあいまい。

 今後、仮に放射性物質を含んだ処理水を放出したとしても、ゼロ扱いを続けるという。


(東京新聞)




posted by holyhope at 15:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 原発問題を考える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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