2011年12月21日

天地創造と原発

「はじめに神は、天と地とを創造した…。」(1:1) 

原発について読み漁っていますが、ずっと頭に引っかかっているのは天地創造です。
およそキリスト教と科学は、「進化論」をきっかけに、どこか喧嘩してしまっている部分が
あるのですが、私は残念な話だと思っています。
 

創造7日間の記述と科学の推論と照らし合わせると、決して矛盾ばかりしているわけではなく、
一致してくることも多いのです。
 

ところで、原子炉、核分裂の燃料となるウランは、いつから地球上に存在していたのでしょう。
聖書でいうところの、創造の「1日目」からです。

2 「地は形なく、何もなかった…」 

科学的見地から見れば、地球誕生直後は、初期地球は無数の隕石が衝突し、
高温でドロドロの溶岩、マグマの状態でした。
その時の熱エネルギーの一つになったのが、実にウランの核分裂らしいのです。

地球全体が、金属でも溶かしてしまう高温状態、まさにメルトダウン。
このドロドロのマグマが、地球内部に残り、多くの地熱を蓄えているから、
今の地球環境もあります。
また、それが故に火山活動もあり、プレートが動き、地震活動もあるわけです。 

ウランも必要があって、存在していたわけです。
もちろん、ウランの核分裂によって、プルトニウムも必然的に存在していたはずです。
ごくごく微量ですが、自然界にも天然プルトニウムも存在しているそうです。 

この時の大気のほとんどがCO2、多くのスモッグで真っ黒の状態でした。
もちろん放射性物質もバリバリです。
外から見れば、暗黒の雲に覆われた「闇」に包まれていました。
つまり、地球全体が巨大な原子炉みたいなものだったわけです。 

2 …やみが大いなる水の上にあり、神の霊は水の上を動いていた。 

しかし、地球には生物にとって、なくてはならないものが備えられていました。
「水」です。
高温ですので、この時には、まだ水蒸気です。

次に「光」です。 

3 そのとき、神が「光よ。あれ。」と仰せられた。すると光ができた。 

これをビッグバーン的な光の創造と考えてしまうと、科学的な矛盾が発生します。
しかし、11節で、すでに天も地も創造されているので、太陽も、光もあるはずです。

通常、日本語では「光があった」という表現はほとんどしません。
これも誤解のもと。
では、普通、日本語では「光がある」状態のことを何というでしょうか。。。
「明るい」と言うはずですよね?
日本語文化圏では、光を物質的な存在としては認識していないのです。
(英語ではlightを量的にも表現します。)

 …神は「明るくなれ」と言われた。すると「明るくなった」。 

これが、「光がある」ということ。私たち日本語文化圏に住む人間の感覚での表現なんです。

核爆発によって巻き上げられている暗黒の雲に覆われていた地球には太陽光線が
届いていませんでした。
しかし、巨大な隕石が衝突することによって、スモッグが蹴散らされ、地上に太陽の光が
もたらされました。
つまり、「明るくなった」のです。
 「1日目」です。

しかし、まだ太陽や星が見えるほど、クリアではありません。
ただ、これによって多くの大気中の熱や、スモッグ、CO2も、大気圏外に分散されました。
地球は徐々に冷えていきます。
やがて、水蒸気も地に落ちていくようになり、初期の海ができます。

 7 こうして神は、大空を造り、大空の下にある水と、大空の上にある水とを区別された。

 初期の海はまだ高温で、高い気圧のもと200度くらいだったと言われています。
多くの酸化物、鉱物、放射性物質も多く含んでいるので、まだ生物が生息できる状態ではありません。
これが「2日目」です。

 9 神は「天の下の水は一所に集まれ。かわいた所が現われよ。」と仰せられた。 

ウランの核分裂もおさまり、徐々に冷やさた溶岩は固くなっていきます。
固くなった地表が内部の圧力によって、火山や地震、地殻変動となって押し上げられます。

こうして地面が出きると、さらに海水の酸も中和されていきます。
高濃度の放射性物質も、少しずつ放射線が減少していきました。 

ここで、ある生物が生息する三大要素が揃います。
CO2」、「光」、「水」です。

そこで登場するのが、植物です。

 11 神が、「地は植物、種を生じる草、種類にしたがって、その中に種のある実を 
 結ぶ果樹を地の上に芽生えさせよ。」と仰せられると、そのようになった。
 

植物によって、光合成がはじまると、CO2から、酸素が生み出され、大気も冷えていきます。
かすんでいた大気も、徐々に浄化されていき、太陽や月、星が見える様になっていきます。 

14 ついで神は、「光る物は天の大空にあって、昼と夜とを区別せよ。しるしのため、
 季節のため、日のため、年のために、役立て。 

 こうして、魚、鳥…、動物たちが生息する環境ができました。

 ここまでの順番は科学と聖書は矛盾しません。
およそ3000年前の記述が、ここまで一致するのは、不思議です。

そして人間が創られたのは、最後の6日目です。
進化論上でも、人間は、一番新しいといってもいい動物でしょう。 

私たち人間が生息するためには、この「6日目」の環境が必要です。
この環境に合わせて、人間は創られています。 

当然、「1日目」の環境では過ごすことができません。
2日目」でも無理です。
3日目」で、ようやく植物が生息可能な環境でした。 

地球上の多くのウランは安定していますが、ごく一部、まだ核分裂を起こす
ウランが
残っています。

原子力というのは、初期の地球、「1日目」で使われたウランの燃えカスを
利用する
ことから始まりました。 
神が「1日目」で使われたウランの燃えカスを、人間がわざわざ掘り起こして
利用しようと
した結果、地震や津波で制御しきれなくなったのが、今回の
「福島」の事故です。

皮肉にも地震や津波も、実は地球初期にウランの核分裂によるエネルギーに
よって
生成されたマグマの圧力があるからだとすれば、なんと皮肉なことでしょう。 

なぜ、わざわざ「1日目」に戻る必要があったのでしょう…。
今は、「2日目」のように、水で一生懸命冷やしている…そんな状態なのかもしれません。 

進化論の問題点は、「生物は環境に応じて、変化できる」という楽観にあります。
残念ながら、DNAの研究から、人間に突然変異できる可能性のあるDNAを持つ動物も、
人間から進化した動物も、現在のところいません。

もちろん多少の環境なら、突然変異しなくても対応できます。
しかし、人間は、真に原子力をコントロールできるほどの能力もなければ、
放射能汚染された環境に対応できるほど、万能でもないということかもしれません。

私たちに必要なのは、「1日目」ではなく、「6日目」の環境です。
6日」というと簡単に思われがち、読んでも6分にもならないですが、
神の「6日」の中身は、科学…人間から見れば、何十億年分に匹敵する内容なのです。
神が「6日間」かけて創ってくれた自然の恵みを、もっと大切にしたいものですよね。
 


…そのようにして神はお造りになったすべてのものをご覧になった。
  見よ。それは非常によかった。こうして夕があり、朝があった。第六日。 創世記 1:31



ラベル:創造論 原発
posted by holyhope at 13:58| Comment(3) | TrackBack(0) | 原発問題を考える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
天地創造の件について異なる見解を持っているので、ご質問です。

1)1日目、多数の隕石が衝突して地球が出来た、とお書きですが、
そうならば、地球よりも宇宙や隕石のほうが先に創造された、という事になりますが、それは、創造の順番として理にかなっているでしょうか?

2)ウランの核分裂が大きな熱を発した、とありますが、
放射線は、創造された植物や動物に悪影響をあたえませんか?
4日目、5日目、6日目、に放射線は生物が住めるほど、減少していたでしょうか?
遺伝子が傷つけられる世界が、創造主から見て、「非常に良い」世界と言えるでしょうか?

ぶしつけで失礼ですが、クリスチャンの創造についての理解を深めたく、よろしくお願いいたします。
Posted by osaka tani at 2012年03月28日 15:23
コメントありがとうございます。

まず前提として、創世記の解釈にも、また科学的な見地にしても、これが絶対という答えはありませんので、その点はご了承ください。

創世記に天地創造のすべてが記載されているかというと違うはずです。

たとえば、菌類…。
創世記には書かれていませんが、どこかのタイミングでは創られています。

原子、水素、酸素、窒素、また鉄やニッケル、様々な金属類も、具体的にどのタイミングでできたのかは書かれていません。
ですが、確かに創られていて、それぞれ相互関与して化学反応も起こします。

書かれてはいませんが、たとえば水素と酸素だけが創られれば、水素爆発も起きますし、水もできます。
逆もいえますね。水ができた時点で、確実に水素と酸素は存在しているはずです。

神様は天地創造の際、単に地球や生物だけを創造しているのではなく、それらすべてを取り巻く、様々な物理的な法則、化学的な法則も創造されています。

聖書にこそ書かれていませんが、確実に創られているはずです。
もし、神様の創造の業を全部書いたとすれば、聖書に収まりきれないでしょう。

ですので、聖書に書かれていることが全部と考えてしまうと、間違いになります。

1)「天」と「地」とを創造した。
「地」は形なく、何もなかった。。。

この時、「地」は存在していなかったのでしょうか。
しかし、「大いなる水と神の霊が覆っていた」とあるように、何か中心になる「地」という
存在はありますよね。

地球を構成する物質はどうでなのでしょう。
どういう形でかはわかりませんが、「地」の創造の過程ですでに存在しているはずですよね。

聖書ではこれ以上はわかりません。
そこで、科学の推論を参照すると、初期の地球がマグマの海に覆われていて、大気のほとんどは水蒸気だったことがわかります。

確かに「地は形なく、何もなかった」わけです。

厳密に一番、最初の最初に、宇宙の塵から集まってできあがっていったのかはわかりません。
ですが、ある程度、元になる地球という星の形ができた段階では、重力で隕石が衝突し、溶岩となったようです。

太陽系の惑星の創造初期には、無数の隕石の衝突があったことは、たとえば、水星のクレーター、また高温状態にあったことは金星の地表の様子から裏づけできます。

ですが、地球のようにならないのは、太陽との距離、水の存在、気温と気圧の変化など、さまざまな要因が異なっているからです。

ですので、これだけの生物が生息しうる地球という星ができたのは、偶然に偶然が重なった大奇跡が起きたか、さもなければ「創造主」という存在がいればこそです。

2)申し訳ありません。一つ訂正があります。

12行目の「その時の熱エネルギーの一つになったのが、実にウランの核分裂らしいのです。」というのは違っているようで、実際にはウランが発する「崩壊熱」というのが正しいようです。

>4日目、5日目、6日目、に放射線は生物が住めるほど、減少していたでしょうか?

科学が言う地球誕生46億年…というのが、実は、このウランの放射線の減少率から計算されたものです。
科学的に言えば、もちろん6日間では生物は誕生できないでしょう。

ここでは詳しく書けませんが、聖書の「第一日」を1日24時間と捉えるか、「第一日」を「一つの期間」としてとらえるかによっても変わります。

また、仮に1日24時間であったとしても、その1日で神様が何億年にも匹敵する仕事が凝縮されていることになります。

いずれにしても、神の「1日」ですから、私たち人間の「1日」とは次元の異なる「1日」でしょう。

>遺伝子が傷つけられる世界が、創造主から見て、「非常に良い」世界と言えるでしょうか?

人間や他の生物が、放射線に全く抵抗できないかというと違います。
放射線によって傷つけられても、修復できる回復力もあります。

もともと放射線は自然界に存在しますし、今も太陽からは強い放射線が放射されています。
ところが地球には、特別な磁場が存在していて太陽からの放射線がブロックされているのです。

私たち人間は、この地球上の自然界に本来存在する放射線に対しては、耐えうるようには創られています。
これが聖書で言うならば「6日目」の環境です。

ですが、その自然界の放射線量を遥かに超えて、放射線を発生させてしまうなら、その環境では何らかの支障が出てきて不思議ではありません。

進化論では、それを乗り越えて、生物は生存してきたと考えますが、これまで人間に進化できた動物も見つかっておりませんし、人間が進化できるという根拠も全くありません。

ここでの説明は限りがあって、わかりにくいかもしれません。ご容赦ください。

今はもう絶版だと思うのですが、「創世記の謎を解く」ヒュー・ロス 著が、どこかにあれば、それが詳しいです。

ただ私としては、聖書と科学が、決して相対立するばかりではないことを知ってもらえたらと思っています。

Posted by りっきー at 2012年03月28日 18:34
りっきー様、

丁寧なお返事ありがとうございました。

お働きが祝されますように。
Posted by osaka tani at 2012年03月29日 14:03
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